beolove blog(B&O etc)

90年代のBang&Olufsenのオーディオシステム。出張用にポータブルスピーカーを愛用しています。音楽、インテリアなど趣味のものなどいろいろ。

USMハラーのオーディオ&レコードラック

引越して7ヶ月。気分を変えたくてオーディオ&レコード棚を組み換え。

<組み換え前>
1)奥行350mm×幅350mm×高さ500mm 1列4段                  ドロップダウンドア1枚、ガラスドア1枚
2)奥行350mm×幅350mm×高さ500mm+高さ100mmの足付き 1列3段         ドロップダウンドア

左)組み換え前の奥行350mmの2つのユニット
右)奥行500mmのユニットに組み換え中

<組み換え後>
奥行500mm、100mmの足をつけ、高さ350mmを2段。
センターにガラスドア、左右にドロップダウンドアの組み合わせ。足込みで3列3段。

組み換えした奥行500mmのユニット

引越の際、奥行350mmのユニットに組み直したが、奥行350mmでは我が家のbeosystem7000を置くにはギリギリ。リビングのオーディオの設置位置の変更に伴い、組み換えを依頼した。
奥行きが150mm増すと、安定感が増し、オーディオ達も優雅に見える。

左)奥行350mm 右)奥行500mm CDも手前に置ける


そして中央2段のガラス扉棚にレコードジャケットも飾れる(^_^) 3段目のドロップダウンドアは開くと、レコード選びするのに便利。個人的にはこの雰囲気が好み。
USMハラーは、このように自由に組み換え出来る所が素晴らしい。

ガラスドアのある天板上部にはセンサーライトを。奥行500mmだから出来る芸当。
(このライトは純正ではなくIKEAで買ったもの)
コストに糸目をつけないなら、「ハラーe」というバーにLEDライトが組み込まれたラインナップも選べます。

オーディオ機器は天板にbang&olufsen beosystem7000とbeosound century、リモコンbeolink7000を。

bang&olufsen beosystem7000 , beosound century

 

最下部の高さ100mmには、240Vの変圧器とパワーアンプQuad405、オヤイデのオーディオ専用電源タップを収納。おかげで見た目すっきり、メンテナンスも楽で良い。

最下部に設置したパワーアンプQuad405

組み換えは、長年のお付き合いのあるアップサイクルU 本田さんに依頼。オーディオ置いた天板の下部にはいつものように補強バーを入れることをしっかり覚えてくださってた。さすがマニア心をよく理解してくださっている。(補強バーを入れると音が安定するんです)

beosystem7000設置した天板の真下の3カ所の補強バー

www.upcycle-u.comUSMハラーは強固な造り。複数列で組むとグラツキはほぼない。オーディオマニアもオーディオラックとして使ってる方も多い。

 

Blu-rayレコーダーやアンプやCDなどをドア内に収納出来るが、板状のパネルを閉じた状態では赤外線が遮断され操作出来ない。その場合はパンチングメタル状のメッシュパネルを使えばリモコン操作は出来ます。

オンキヨー/USMのコラボで実現したオーディオラックで使われたメッシュパネル

オーディオラックは、国内外のオーディオ関連のメーカー、変わり種は日本ではビスレーが取り扱うsystem180もオープンラックとして組むなら頑丈で、デザインも良く、とても魅力的で素晴らしいのだが、system180はパネル類は木材となる。パーツの豊富さはUSMハラーにかなうものは存在しない。USMハラーはオープンラックで組んでも、パネルやドアをつけてもシンプルで美しい。

我が家の場合は、レコード棚の上にオーディオを置いているのだが(^_^)

 

 

 

beosound century Finshes / Colours

長年探せど見つからなかったbeosound centuryのスピーカーネット”Blue”がついに仲間入り!長年の念願が叶い、全6色が揃いました!! しかも個人的にラストピースに相応しいエピソード付きで!!

beosoud century Blue

色味は深い色合いの濃い紺色。夜にネット単体だけ見るとブラックにしか見えない。不安になりブラックのSPネットと比較。(pic3)LEDライトを当ててみたら”ブルー”!

ブラックとの比較。LEDライトをあててみた

 

 


上の表は1993-2004年までのカラー展開一覧。当初はブルー、グリーン、レッドの3色。1995年に創業70周年記念限定モデルとしてブラックが追加。翌年よりブラックも定番化、加えてグレイ、イエローと6色展開されました。

ブルーは、昼間の日の光に当たると濃紺に、夜見るとシックに見える。グリーンもグレイも、レッドもそういう昼間と夜と見た印象が異なって感じる。centuryは一人暮らしなどパーソナルな使用を前提の機種。デザイナーのDavid Lewisはパーソナルユースでの使用を考え、見て飽きないよう配慮したカラーセレクトをしたのだろう。だから時が経過してもcenturyは永遠に輝き続ける。そういう愛着が涌くオーディオ製品は稀有な存在だと思う。

 

貴重かつ希少なブルーのスピーカーネットを快く提供頂いたのは、InstagramのフォロワーのMさん。Mさんのpostを拝見したらcenturyをお持ち、かつボクの出身地、福岡市の方でしたので、DMをお送りしたら、何とボクが50周年記念モデルを購入した「サウンドマック」という、B&OとLINNを中心に販売していたーディオショップの店主をご存知!!お話を伺うと、後年、店主と一緒にIMSという商業施設内にB&Oメインとしたショップに携わった方だった!! サウンドマックの店主 大黒さんは、LINNのスペシャリストで、セッティングの達人。お店に設置されたLINNの奏でるサウンドは、他店にあるものと全く違う、素晴らしいサウンドを奏でていました。何故そういうお店にB&Oがあるのか不思議だったが、大黒さんのB&Oに対する印象と評価を伺ったところ、「小音量でも心地よいし、音楽が会話を遮らない。そうれはB&Oの魅力なんです。LINNは短時間に音楽に没頭したい時に。B&Oリビングルームなどで気軽に音楽を楽しむのにとてもいいんです」・・B&Oの製品価値をよく理解されている方でした。当時は日本マランツB&Oの代理店。その頃はオーディオショップに他社の製品と並びB&O製品を販売するショップはありました。90年代後半頃にマランツから旧B&Oジャパンに代理店が変わり、2000年初頭くらいからだと記憶しているが、B&Oの販売戦略の変更で、B&OのCIが反映する専売店での販売にスイッチされ、街のオーディオ専売店からB&Oは姿を消してしまった。大黒さんのようなオーディオの達人が販売するのと、オーディオのことなど何も知識がない人が販売するのとは、似て非なること。ボクもB&Oのショップに立ち寄る機会がどんどん減った理由でもある。ショップに行っても旧製品の知識ゼロに等しい。古くからB&Oを知るユーザーにとっては、デザイン面やAUDIのアルミはB&O・・・そういう話を聞かされるのは苦痛でしかない。その点大黒さんは全く違った。

ボクは大黒さんからcenturyを買った翌年に、福岡から東京に移住。サウンドマックの会報誌「Mac News」は東京まで送っていただいて愛読していた。それにはLINNのセッティングのことなど大黒さんの視点で書かれてあり、届くのを楽しみにしていた。

その大黒さんは3年前にお亡くなりになったとMさんより伺った。。

大黒さん手作りの「Mac News」は、いまだに捨てずに手元に残している。centuryの話題から逸れてしまったが、そういうやりとりもあり、Mさんから「大黒さんのお客様だから」と、ブルーのSPネットを快く譲ってくださった。これも大黒さんが繋いでくださった縁だと思う。Mさんに感謝。そして大黒さんに感謝。

“ALL STAR VIDEO with Ryuichi Sakamoto by Nam June Paik(1984/LaserDisc/32min)

 

“ALL STAR VIDEO with Ryuichi Sakamoto by Nam June Paik(1984/LaserDisc/32min)

レーザーディスクの試運転をした時に30年数年振りに観たビデオアート作品。

韓国で生まれ、香港、日本で育ち、ドイツ、アメリカで活躍。世界で初めてTVモニターを使ったインスタレーション作品を発表した現代美術家・ビデオアートの開拓者ナム・ジュン・パイク(Nam June Paik)と坂本龍一のコラボレーションとして発売されたビデオアート作品。パイクの作品をはじめ、シャーロット・モーマン、アレン・ギンズバーグジョン・ケージヨーゼフ・ボイスマース・カニングハムローリー・アンダーソンリヴィング・シアターをキャストに、それぞれのパフォーマンス映像や彼等へのインタビューをダイジェストに編集されたバラエティショーのような作品。

坂本龍一は”REPLICA”,”A TRIBUTE TO N.J.P.”、PARADISE LOST”と音楽図鑑の収録曲、他にAfrica Bambaataa&Amad Henderson,The Golden Palominosの楽曲・映像が使われている。ジャケットのアートワークは赤瀬川原平によるもの。

1980時代のパッションを久しぶりに感じ、いろいろなことを思い出したし、いま見ると、刺激的で新鮮に感じた。www.youtube.com

この作品のあと、パイクと坂本龍一は赤坂アークヒルズ開業記念に開催・テレビ朝日で放映された”BYE BYE KIPLIG”(1986)、ソウルオリンピック開幕1 週間前に開催・放映された”Wrap Around The Word”(1988)と、“ALL STAR VIDEO ”同様、様々なアーティスト、音楽家をゲストに、ゲスト達が各国で参加。衛星中継を使って世界同時多元でパフォーマンス、インタビューを繰り広げ、中継先の各国の放送局でテレビ番組として放映された。サテライトアート、パイク”Link Up”と言っていたが、メディアアート作品をテレビ放送という形でTVジャックする試みを行った。当時、アークヒルズの”BYE BYE KIPLIG”の放送をライブで見たし、βのビデオデッキで録画し。”Wrap Around The Word”も録画して大切にストックしている。

www.youtube.com

www.youtube.comボクは生まれ育ちが福岡。80年代は家庭用ビデオデッキがステレオ化、AVアンプも発売されるなどオーディオビジュアル化が進み、伴って実験映像作品や、黎明期のコンピュータグラフィック作品が誕生。音楽もプロモーションビデオが次々に制作され、MTVなどの音楽専門チャンネルがスタート。ビデオ・エフェクター””Fairlight CVI”が誕生。ゴドレイ&クレイムを筆頭に、ユニークな映像作品が次々に生み出しされ、ボク自身、仕事で若手映像家と組んだ仕事をするようになっていた。

そういう中、キャナルシティ博多というショッピングモールに、”Fuku/Luck,Fuku=Luck,Matrix”と(1996)いう名の180台のテレビモニターを使ったビデオインスタレーション作品がアトリウムに常設展示されることになった。パイク作品としては日本国内での最大の作品。開業当時に観に行き、食い入るように長時間鑑賞した。

www.youtube.com

だが2001年頃にビデオコントローラーが故障。ブラウン管モニターの故障、消灯が多発する等で一時期は画面が消灯状態。2021年に復原工事をし、現在作品は鑑賞することが出来るとのこと。作品設置から2021年の修繕までの経緯は下記の美術手帖の記事に紹介されてますので、興味ある方はどうぞ(^_^)

 

bijutsutecho.com

beovision avant55ngでレーザーディスクを再生してみて

B&Oのモニターディスプレイ"beovision avant55ng”を導入後、約1ヶ月程度で慌ただしく引越したこともあり、レーザーディスクを再生していないことに気づいた。動作確認を含め、このLDを再生してみました。

坂本龍一”MEDIA BAHN LIVE”(1986)

bang&olufsen beovision avant(55inch Monitor Display)

beovision avantに赤白黄色のコンポジット端子はあるはずもなく、LD、ビデオ系のコンポジット出力機器は、2010年製のBlu-rayレコーダーSONY BDZ-RX105のコンポジットの外部入力経由でHDMI端子からbeovision avantに繋ぎ、視聴出来るようにしています。


LDプレーヤーはパイオニアCLD-R5。LDは2009年1月生産終了。その半年後に再販された2機種のうちの廉価版。LD最後の製品のひとつ。ディスクを入れ動作確認したら無事正常再生出来ました。

LDプレーヤーはパイオニアCLD-R5。LD最後の製品のひとつ。2009年製

それにしてもbeovision avantがアナログ信号の映像をこんなに綺麗に映し出すとは!以前使っていた国産テレビは画像が荒く、この手のアナログ映像の再生用に、ブラウン管TVを本気で買おうかと真剣に考えたこともあるが、beovision avantにはそういう不満がない。これは意外な発見!手持ちのLDを再生してみたくなりました(^_^)

 

レーザーディスクについて書き記しましたが、そもそも「レーザーディスク(LD)ってなに??」という方も多いでしょう。

レーザーディスクは1970年代前半にフィリップスとMCAが開発。1981年に“絵の出るレコード”というキャッチフレーズで登場。2009年に終焉。片面約60分、両面で約120分の”アナログビデオ方式(SD)の映像”が収録出来る音と映像記録の光学ディスクです。画像解像度〜1インチあたりのドット数(ピクセル)の量は、

○SD(アナログ)640×480p:約31万画素
○2K(地デジなど) 1920×1080p:約207万画
○4K 3840×216p:約829万画素
○8K 7680×4320p:約3300万画素
・・・と、画素数が大きくなるにつれ、映像の精細さは増す。レーザーディスクのSD画質の場合は、地デジなどの2Kの約1/7。4Kの1/27の解像度と、映像の精細さのレベルは低いものです。

しかし音声については41年前からCDと同じ16bit/44.1KHzと現代でも通用するレベル。CDは1975年にソニー、1977年にフィリップスが開発を開始。1982年発売。一般普及はレコードの販売枚数を追い抜いた1986年前後と、LDの5年ですから、実はLDの方が早く、当時からLDは高音質な音声が売りのメディアだったのです! (・・・前置きが長い)

 

beovision avantは1995年から愛用するbeolab Pentaを繋ぎ、avantの内蔵SPと組み合わせリアなし、フロントのみの5.1chで視聴。いくらavantの内蔵SPのフロントL/R、センターの3chが音がいいとはいえ、所詮TVのSP。本領発揮させるには、しっかり鳴らせるスピーカーを組み合わせてこそです。

beolab Penta Mk.2 1986 - 2000 designed byLone and Gideon Lindinger-Loewy

実は今回一番驚かされたのは、beovision avantに映し出されたレーザーディスクのSD画質の映像。以前の国産2Kテレビとは雲泥の差。画面が液晶だからなのか、ノイズだらけで画像が荒く、「やっぱりSD画質ってこんな画質悪かったんだ」と感じ、SDの資産を残すなら、放送局で使われていた小型のスペクト比4:3の良質な業務用のブラウン管モニターを買おうかと真剣に考えたこともありました。(スペースの関係で断念)

しかしbeovision avantに映し出された映像は、上記のような不満はなく、LDならではの高音質なライブ映像に没頭。面白くなって数枚立て続けに鑑賞しました。

beovision avantは液晶は韓国のLG製。B&O2016年にテレビ製造に関し、OLED技術、WebOS面でLGと戦略的技術パートナーシップを結んでおり、「beovisionの開発面でデザイン、音響、スマートホーム統合の部分での独自技術に焦点を当てる」とプレスリリースしている。avantはその初期の製品だと思うが、LG製の大型テレビと比較するとbeovisionの方が圧倒的に色味は深く、落ち着いた画像。恐らくLG側にOLEDと映像回路についってスペシャルオーダーしているか、何らか独自技術を加えている、などのチューニングは施されているだろうと推察している。(でなければ価格差の開きが説明がつかない)

では何故、SD画質でも、結構綺麗に観れるのか・・・恐らくOLEDパネル、映像エンジン、画像処理の面で優れているからだと推察していますが、理由は正確に把握出来ていません。

 

映し出された動画はInstagramにpostしましたので、下記リンクよりご覧ください。

www.instagram.com

www.instagram.com

レーザーディスクはレコード盤と同じ12インチサイズ。レコード同様のジャケットサイズ。そういうメディアを捨てるのも忍びないので、プレーヤーともに保有している。

レコード盤とレーザーディスク。共に12インチ(30cm)

ボクの年代は音楽はレコード、CD、DAT、MD。そしてオープンリール、カセット。映像はβ、VHS、8mm、mini DVのテープ、LD、VHD、DVD、Blu-rayのディスク・・・音と映像はHDDとメディア変遷に翻弄されっぱなしの世代。

いまはネット経由の音楽配信。しかも理論上はアナログを超える高音質!若い世代はメディアの概念はない方が大半。かと思えば一部の若い世代でカセットが流行し、専門店もある。CDはハード面でオワコン状態。光学機器ゆえに小さなオーディオメーカーではCDプレーヤーの生産は技術的に不可能。逆に90年代中期頃にオワコンと呼ばれたレコード関連は近年活況、アナログ機器の修理や生産は、昔から生き残ってきた小さなオーディオメーカーでレコードプレーヤーのノウハウがあれば再生産も難しくない。レコード針も製造するメーカーも生き残っている。従ってCD環境は間もなく終焉。レコード環境は生き残る。しかし面白いもので、サウンド面でCDは固有の音がするし、それはカセットもレコードも同様。

理論上はハイレゾ配信の方が高音質・・・なのだが、それぞれのメディア特性の違いに対して付加価値を見出してしまう。人間っていい加減だなぁと思うが、ある意味、人間らしいと感じます。

 

知人への新築祝いしたbeosound century 【更新版】

もう7年前の話です。知人女性の新築祝いすることになり、快適に音楽聴ける環境をプレゼントしようと考えました。一度彼女にLibratone classic Zippを聴かせたことがあり、「わーおしゃれ!音がいい!!」と言ってくれたし、家のオーディオも壊れて聴けないこと、Libratone classic ZippみたいにiPhone使ってWirelessで音楽が聴けたいいなぁと言われたことを思い出して。

丁度、未使用のLibratone classic Zippのデットストック品を見つけていたので、買って渡そうかと思ったが、冷静に考えたらオーディオ機器はもちろん、ルーター等の知識もちんぷんかんぷんな人。ZippはWi-FiのDirectモード、ルーターモードの切り替えもある。家も遠方なので気軽に立ち寄って機器類の面倒見れない。。。数日悩んだ末、中古のbeosound centuryにAirMacExpressとセットにして渡すことにした。新築祝いに中古品を渡すことに躊躇いもあったけれど、beosound centuryは操作は簡単だし、Libratone classic Zippのようなポータブルスピーカー等とは比較にならないHi-Fiなサウンドを奏でる。その方が絶対に満足してくれるし、長く使い続けられるのではと。。。オークションでCD動作品を探し、自分でメンテして渡すことに。写真は定宿でメンテしているところ。

届いたものは1994年製の初期型、CDドライブがPhilips CDM4のスイングアーム搭載機。CDは動作OK。カセットはNG、別売のFMアンテナも付属した個体。電源入れたらガラスドアの開閉がぎこちない。スピーカーネットを外してみたら・・・何とゴムが輪ゴムで代用されている!! ゴムを交換すると問題なく動作。本体を可能な限りバラし、貯まったホコリを除去。綺麗に磨き上げたあとに試聴。スイングアームを搭載するcenturyはその時に初めて聴いたのだが・・・後期型のPhilips CD-Pro搭載する我が家ものと出音が全然違う。アナログっぽいまろやかなサウンドでびっくりする程いい音!そのあと定宿で夜明けまでCD、AirPlayと切替ながらひたすら音楽をかけ、聴き入ってしまいました。。。

f:id:beolove:20181104024131j:image

そのあとお宅に伺い、「21年前のお古なんだが新築祝いに・・・」と恐縮しながら設置しました。彼女はとても感激してくれた・・・これまで見たこともないようなオーディオ、ガラスドアが開閉する様。奏でる音も。。

centuryが家に来て、音楽を聴くのが本当に楽しみになったと。さりげなく音楽を聴かせてくれる、音楽が邪魔にならない。そして操作も簡単で本当に使いやすいと言ってくれています。それがB&Oの美点です。


音量かけていても会話を遮ることはない。一日中聴いも疲れない、気持ちよく音楽聴かせてくれる。音量あげたらしっかり聴ける。長年使っていても音もデザインも全く古さを感じないし飽きない。よく考えられて作られた家庭用オーディオ製品だと思う。それは7000もCenturyも同じです。
centuryは1993年の発売当時35万円。私が買った1995年は円高だったので22万円。正直私もラジカセごときに・・・と思ってました。system7000を導入してB&O製品の良さを改めて実感し、その半年後に追加購入しました。7000と一緒に置いていても、基本的な音の傾向は同じなので、聴き比べという感じにはなりません。

 

プレゼントしたあとに、ボクも初期型のCenturyを手に入れました(^_^)

我が家の初期型century

【プレゼントした6年後のcentury】

6年後のcenturyの姿(^_^) グリーンのSPネットに。他にレッドをストック中

たまたまヤフオク!でグリーンとレッドのスピーカーネットの単品を見つけた。元々グレイのスピーカーネットが汚れてブラックに近い色になっていたのも気になっていたので、所有する女性に「気分変わるから買った方がいいよ!」と勧め、ネットを交換した姿が上の写真。グリーンは想像以上にいい色と感激してくれました。「もう飽きちゃった?」と尋ねてみたが、「いまだに訪ねて来る人がみんな驚くから自慢してる」との弁。デザインもサウンドもよく練られて作られた製品は何年経過しても輝き続ける。デザインしたDavid Lewisも残念ながら2011 年に他界してしまったが、優れた製品はゴミにはなりません。永遠に愛され続けます。

機器自体はCDは幸運なことに快調そのもの。CDは壊れることを前提にプレゼント。iPhoneからArPlay再生、後年ハイレゾ再生出来る環境にしているが、初期型のCDM4は部品がないので、このまま壊れずにいてくれることを願うばかり。壊れたら欧米で部品探してあげないとなぁとは思っています。探すのに数年かかるかも知れないが。

 

補足)初期型のbeosound centuryは数が少なくなかなか見つかりません。後期型のCD-Pro搭載機も十二分に音は良いです。beosound centuryを設置するには幅75cmのスペースが必要。なおAUX入力が1系統あり、フォノアンプ内蔵型のレコードPLなどを繋いでアナログ盤の再生は可能ですが、内蔵するパワーアンプが非力なためお勧め出来ません。アナログPLを接続したい方はbeosound2500シリーズやbeocenter9000シリーズなどの機器にbeolabスピーカーを組み合わせをお勧めします。

Quad405(Stereo Power Amplifier) そしてbeosystem7000&Infinity infinitesimal Ⅲ

2021/12/13 の「infinity infinitesimal Ⅲ」の続き
https://blog.hatena.ne.jp/beolove/beolove.hatenablog.com/edit?entry=13574176438042355321

 

2021年12月に購入したinfinity infinitesimal Ⅲは当初はbeomaster7000の75W×2のアンプでは全く歯が立たず、急ごしらえで繋いでみたbeolabPentaのアンプ部”beolab200”の200Wのアンプで鳴らし、それなりに満足していたが、このまま”beolab200”を使い続けるのもなぁと思案していた。

 

ある日ふとイギリスのQuadのことを思い出した。理由は単純で、QuadはESLという静電型のスピーカーを作っていて、infinity infinitesimal Ⅲもリボンツイーターと同じような静電型のユニットを搭載しているのだから、案外うまく鳴らしてくれるのでは??と思いついたわけです。ついでにQuadもDIN端子だし・・・ということで早速Quad405を調達。購入したのは電圧切り替えダイヤルが付いた初期型。1975年頃の純A級パワーアンプ。インスタにpostした履歴をみたら2021年の大晦日

Quad405

Quadは同じDINでも4pin。B&Oの5pinは使えない。beomaster7000のPowerLink端子→RCA端子とQuadの4pinケーブル→RCA端子をアダプターで1本にして、Quad405に繋ぎ、infinity infinitesimal Ⅲと繋いで鳴らしてみた・・・中高域は艶があり、音が前に出てくる、ピアノやボーカルの響きが艶めかしく響く・・・もう別次元のサウンド!!いやぁ素晴らしい(涙)かといってガツンと鳴るわけでもないし、聴き疲れも全くしない!
さすが定評のあるアンプは違うと関心するばかり。

変圧器で220Vに昇圧!

ネットでいろいろ調べてみたら、「イギリス本国同様220/240Vで鳴らすと音が良かった」とのブログを見つけ、変圧器を購入し本体裏のダイヤルで電圧を変更し、本国イギリスに近い230V環境で鳴らしてみた。。。絶句。。。更にグレードが上がった!音がもっと前に出て、中音の密度感も高くなり、艶が増え、音楽の骨格をはっきりと表現される。Infinity infinitesimalの良さを存分に引き出し、空間表現力が増し、更に伸び伸びと鳴るようになりました(涙)

 
Quad405当時のカタログ

上がカタログ。下は実機。カタログは原寸大のようで実は若干小さい(^_^)
背面中央にある丸い大きなものが電圧切り替えダイヤル

Quad405はモノラルアンプ化が出来るという記述を見て、もう1台同じ年代と思われる初期型405を購入。ブログにモノラルアンプ化について記述した方に質問したら、「古い機器だし、故障する恐れもあるのでやめておいた方が無難」と言われ断念。仕事場に設置したもう1セットのsystem7000とbeovoxCX100と組み合わせ、230Vに変圧して使っています。

Infinity infinitesimal Ⅲ
system7000+Quad405+Infinity infinitesimal Ⅲ

B&Oファンが見るであろう、このブログにこのことを書くのも少しだけ躊躇したので、1年近くブログに書かず仕舞いでした。。
真似する方もいないと思うようになり、今回ブログに掲載しすることにしましたが、1年経過したいまでも、かなり満足しています。少なくともinfinity infinitesimal Ⅲの能力は引き出せているし、B&Oの優れた操作性そのままにグレードアップ出来た喜びは大きなものです。ボク自身、B&Oのオーディオ機器は愛してやみませんが、オーディオ機器全般大好きだし、いつかサブでじっくり音楽に没頭出来るようなB&O以外のシステムを所有したいと思っていました。1995年にbeosystem7000がやってきて25年以上が経過し、他社の製品で、しかも1975年頃のアンプと1980年代初頭のスピーカーと組み合わせるとは思ってもみませんでした。更に音楽を聴くのが楽しく、聴く度に新たな発見がある。小音量でもしっかり音楽の骨格が伝わる。音量をあげてもうるさく感じない。音楽に没頭出来る・・・この組み合わせならではのサウンドにはとても満足しています。

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余談ですが、たまたま1週間不在にすることがあり、アンプ選びで悩んでいた知人に、Quad405を貸し出したら、とても気に入り、405-2を購入したのには驚かされました。

Quad405は、保護回路などないから、電源入れると「ブチッ」という大きなポップノイズが出ます。Quad405まで大きくないがうちのPentaでも同じうようにポップノイズは出る。1995年にsystem7000が来て最初に驚かされたが、すっかり慣れてしまったのでボクはさほど気にはならないが、知人にはそういう経験がなく、「ポップノイズは・・・」と躊躇していた。それだけにまさか購入するとは思ってもみなかった。本当にいいアンプだと思います。出来れば同じQuad44プリアンプと組み合わせた方が間違いなくいいと思うが、system7000との組み合わせでも十二分に満足出来るものです(^_^)

bang&olufsen beoremote one (2015-/desinged by Torsten Valeur/David Lewis Designers)

2015 年にbeovision avant 55 と共に発売されたBluetoothリモコン。サイズは33 x 243 x 16 mm、重量 144 g。

アルミニウム製の筐体に、裏側に空いた小穴にピンを刺し、コントロールユニット部をスライドさせ、単4電池2本をセットして使います。

beoremote one背面

beovision avantでプリセットしたい項目をbeoremote oneで呼び出し、ガイドに沿って記憶。上部4項目の丸いマークのボタンには使用する映像機器や選択するスピーカーをプリセット出来る。

表示パネル下部の○が並んだ4角のボタンには使用する映像機器や選択するスピーカーを
プリセット出来ます!

avantとBlu-rayレコーダー、appleTVは有線のPUCケーブルで、Blu-rayレコーダー、appleTVリモコン受光部に繋ぐ形で、beoremote oneから基本操作は出来るようになります。

LISTからプリセットした機器類の簡易操作〜例えばBlu-rayレコーダーの地デジ、BS、CS、4Kの切り替え、割り当てたスピーカーの切り替えなどの操作。テンキーはBlu-rayレコーダーのチャンネル切り替えも出来る(数字が下から始まるので慣れが必要)


PUCケーブルを繋ぐことで、avantの電源を落とせば、Blu-rayレコーダーの電源もOFFになる。ボクは映像機器をそのまま見せるのは武骨で嫌なので、USMハラーのドア付きのユニットに全て収納している。そういう面で映像機器を収納したままある程度の基本操作は出来るのはとてもありがたい。

 

【注意点】

使い始めて数ヶ月間気づかなかったが、電池は「アルカリなどの普通の電池」を使用してください! 当初、エネループ等の充電式電池を使用していたら、相性があわないものは全く動作せず。使えても1週間程度しか電池切れになる。元の所有者から「電池切れは早いと聞かされていたので、Bluetoothだしこんなもんかなぁと信じ込んでいた。

ある日、元の所有者に「beoremote oneって1週間程度で電池切れますね〜」と話したら、「もしかしてエネループ使ってない?エネループは電圧が安定しないみたいだから、普通の乾電池使ってみたら?」と言われ、慌ててアルカリ電池に交換・・・いまのところ電池切れすることなく使えています(^_^) 概ね半年くらいは電池切れしないとのこと。

そういえば、beolink5000も同様にすぐに電池切れしてしまうのも、同じことが原因かもと思って、アルカリ電池を入れてみたら・・・これも電池切れしなくなった!

beokink1000はエネループで問題なく動いているところをみると、ディスプレイのあるbeolinkではアルカリ電池を使わないといけないのだなと思いました(^_^)