beolove blog(B&O etc)

90年代のBang&Olufsenのオーディオシステム。出張用にポータブルスピーカーを愛用しています。音楽、インテリアなど趣味のものなどいろいろ。

知人への新築祝いしたbeosound century 【更新版】

もう7年前の話です。知人女性の新築祝いすることになり、快適に音楽聴ける環境をプレゼントしようと考えました。一度彼女にLibratone classic Zippを聴かせたことがあり、「わーおしゃれ!音がいい!!」と言ってくれたし、家のオーディオも壊れて聴けないこと、Libratone classic ZippみたいにiPhone使ってWirelessで音楽が聴けたいいなぁと言われたことを思い出して。

丁度、未使用のLibratone classic Zippのデットストック品を見つけていたので、買って渡そうかと思ったが、冷静に考えたらオーディオ機器はもちろん、ルーター等の知識もちんぷんかんぷんな人。ZippはWi-FiのDirectモード、ルーターモードの切り替えもある。家も遠方なので気軽に立ち寄って機器類の面倒見れない。。。数日悩んだ末、中古のbeosound centuryにAirMacExpressとセットにして渡すことにした。新築祝いに中古品を渡すことに躊躇いもあったけれど、beosound centuryは操作は簡単だし、Libratone classic Zippのようなポータブルスピーカー等とは比較にならないHi-Fiなサウンドを奏でる。その方が絶対に満足してくれるし、長く使い続けられるのではと。。。オークションでCD動作品を探し、自分でメンテして渡すことに。写真は定宿でメンテしているところ。

届いたものは1994年製の初期型、CDドライブがPhilips CDM4のスイングアーム搭載機。CDは動作OK。カセットはNG、別売のFMアンテナも付属した個体。電源入れたらガラスドアの開閉がぎこちない。スピーカーネットを外してみたら・・・何とゴムが輪ゴムで代用されている!! ゴムを交換すると問題なく動作。本体を可能な限りバラし、貯まったホコリを除去。綺麗に磨き上げたあとに試聴。スイングアームを搭載するcenturyはその時に初めて聴いたのだが・・・後期型のPhilips CD-Pro搭載する我が家ものと出音が全然違う。アナログっぽいまろやかなサウンドでびっくりする程いい音!そのあと定宿で夜明けまでCD、AirPlayと切替ながらひたすら音楽をかけ、聴き入ってしまいました。。。

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そのあとお宅に伺い、「21年前のお古なんだが新築祝いに・・・」と恐縮しながら設置しました。彼女はとても感激してくれた・・・これまで見たこともないようなオーディオ、ガラスドアが開閉する様。奏でる音も。。

centuryが家に来て、音楽を聴くのが本当に楽しみになったと。さりげなく音楽を聴かせてくれる、音楽が邪魔にならない。そして操作も簡単で本当に使いやすいと言ってくれています。それがB&Oの美点です。


音量かけていても会話を遮ることはない。一日中聴いも疲れない、気持ちよく音楽聴かせてくれる。音量あげたらしっかり聴ける。長年使っていても音もデザインも全く古さを感じないし飽きない。よく考えられて作られた家庭用オーディオ製品だと思う。それは7000もCenturyも同じです。
centuryは1993年の発売当時35万円。私が買った1995年は円高だったので22万円。正直私もラジカセごときに・・・と思ってました。system7000を導入してB&O製品の良さを改めて実感し、その半年後に追加購入しました。7000と一緒に置いていても、基本的な音の傾向は同じなので、聴き比べという感じにはなりません。

 

プレゼントしたあとに、ボクも初期型のCenturyを手に入れました(^_^)

我が家の初期型century

【プレゼントした6年後のcentury】

6年後のcenturyの姿(^_^) グリーンのSPネットに。他にレッドをストック中

たまたまヤフオク!でグリーンとレッドのスピーカーネットの単品を見つけた。元々グレイのスピーカーネットが汚れてブラックに近い色になっていたのも気になっていたので、所有する女性に「気分変わるから買った方がいいよ!」と勧め、ネットを交換した姿が上の写真。グリーンは想像以上にいい色と感激してくれました。「もう飽きちゃった?」と尋ねてみたが、「いまだに訪ねて来る人がみんな驚くから自慢してる」との弁。デザインもサウンドもよく練られて作られた製品は何年経過しても輝き続ける。デザインしたDavid Lewisも残念ながら2011 年に他界してしまったが、優れた製品はゴミにはなりません。永遠に愛され続けます。

機器自体はCDは幸運なことに快調そのもの。CDは壊れることを前提にプレゼント。iPhoneからArPlay再生、後年ハイレゾ再生出来る環境にしているが、初期型のCDM4は部品がないので、このまま壊れずにいてくれることを願うばかり。壊れたら欧米で部品探してあげないとなぁとは思っています。探すのに数年かかるかも知れないが。

 

補足)初期型のbeosound centuryは数が少なくなかなか見つかりません。後期型のCD-Pro搭載機も十二分に音は良いです。beosound centuryを設置するには幅75cmのスペースが必要。なおAUX入力が1系統あり、フォノアンプ内蔵型のレコードPLなどを繋いでアナログ盤の再生は可能ですが、内蔵するパワーアンプが非力なためお勧め出来ません。アナログPLを接続したい方はbeosound2500シリーズやbeocenter9000シリーズなどの機器にbeolabスピーカーを組み合わせをお勧めします。