beolove blog(B&O etc)

90年代のBang&Olufsenのオーディオシステム。出張用にポータブルスピーカーを愛用しています。音楽、インテリアなど趣味のものなどいろいろ。

bang&olufsen beosound centuryとbeosystem2500系のスピーカーネット

長年探していたRedのスピーカーネット。状態もとても良い。照明の色や光の加減で多少見え方は違うのですが、RedといってもWineRedに近い落ち着いた色です。夜は色が沈んで見えるのでシックに見えます。

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beocentralのbeosound centuryのページに年代別で販売されたカラーが紹介されていますが、当初はBlue、Green、Red、Grayの4色展開。当時のカタログに紹介されていたのはGreenが圧倒的に多かったのでイメージカラーだったのかも知れません。

表では1996年からBlack、Yellowの2色が追加されていますが、blackは創業70周年記念モデルとして1995年に販売。ボクは70周年記念モデルを買ったので間違いないです。結局そのまま最後までblackは販売され、翌年1996年にyellowが追加されたような覚えがあります。ですから最初買ったのはblack。以降、1998年頃にyellowのスピーカーネットを秋葉原ヤマギワリビナで購入。以降、Green、Grayを。Yellowは退色と汚れが目立つようになったので追加で2セット、そして今回Redを購入。あとBlueが揃えば6色全部揃います。

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beosound century年代別カラー一覧(参照:beocentral.com)

 

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Yellow、Black
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Green,Gray

ebay含め国内外で長年centuryのスピーカーネットを日々探しているのですが、Redは本体の出品でたまに見かけるのですが、Blueは本体は1度だけ、スピーカーネット単体は見かけたことがない。一番目にするのはGreen。次にBlack、Yellowと続きます。但しYellowはいい状態のものがなかなかありません。

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左:恥ずかしながらYellowはこうなりました。中央、右:分解した写真

Yellowは本当に素敵ないい色なんですけど、長く使うと写真左側のように全体的に退色し、スピーカー開口部の黒ずみが目立つようになります。ネットオークション等でYellowを買う時はよく観察して買うか、直射日光の当たらない場所に設置する、出来れば普段使い用に他の色の交換用ネットを探した方がいいと思います。

その点、Black、Green、Red(多分Blueも)はその心配がほぼないと思って良いので、安心して末永く使えると思います。

Yellowは最初に買った1セットは布地を張り替えるつもりで写真の中央、右のように分解。布地の取付はプラスチックのフレームに布をエポキシ樹脂で圧着し、固定させなければならず、うまく張れるか自信が持てず、そのまま放置したままです。

あと残り2セットのうち1セットは片側が多少退色しているので普段使い用に。もう1セットはほぼ新品のデットストック品。入手して確認のために一瞬取付た後、ビニールで梱包、元箱に入れ、暗所で大切に保管しています。

ちなみにスピーカーネットの交換には、少しコツがあります。四角の計4本のネジ留めなんですが、先端が差し込み、途中にプラスチックで出来たスリットがあり、本体側にスピーカーネットの突起を刺して固定しなければなりません。

取り外し〜交換までの流れを文章にすると、下記5ステップです。

1)ケーブル類、ガラスドア、台座を外し、四角の計4本のネジを外す

2)スピーカーネットの端を少し浮かせて用心深く外す

3)本体を寝かせた状態で交換するスピーカーネットを1/3〜1/2未満で差し込んで、

  浮きがないことを確認し、側面からコンコンと叩きながら押し込んでいく

4)両端の段差がしっかり入ったのを確認し、背面を向ける

5)背面の4カ所ネジを留め。ガラスドア、台座、ケーブル類を取付

・・・意外と面倒くさい(苦笑)

centuryのスピーカネット側のネジ受けはプラスチック製なので、所定の位置にスピーカーネットを取付し、ネジ留めしないと、ネジ受け側を破損してしまうので注意が必要です。

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個人的にはYellowはPOPすぎず彩りがあっていい。Grayはシックで品のいい色。Gray も汚れが目立ちはじめると黒っぽくなりますが、味が出て悪くはないです。Blackは初期型のcenturyと組み合わせるとつや消しのオールブラックとソリッド感が出るのでそれはそれで良い。Greenは少しくすんだ色なので、夜は沈んでシックに見えるし、どんな部屋にもマッチします。なかなか考えられたカラーセレクトだなと思っています。

 

オーディオもカラーが変わると見た目だけでなく気分も変わるので楽しいものです。当時このような色を変えられるオーディオはbeosystem2500系とcenturyしかなく、新鮮に感じました。レコードの時代からCD、音楽配信と音楽ソースの変化に伴い、オーディオの位置づけも様変わりしたように思います。CDメインに据えた製品を開発するにあたり、デザイナーのDavid  Lewisは、オーディオの位置づけが変わると考え、beosystem2500系、centuryをデザインしたのだろうと思っています。

 

部屋の雰囲気、気分にあわせてカラーを変えられる・・・そういう使い方が似合うのはcenturyの良さかも知れません。

当時全色揃えておけば良かったんですが、その発想もなく、そこそこいい値段したので買いそびれてしまいました。

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beosystem2300(右は当時のカタログより引用)

参考までに書き記しますが、beosystem2300、2500、ouvetture等のbeosystem2500系に組み合わされるスピーカー「beolab2500」のスピーカーネットもカラーは選べました。beocentralで調べたらファブリック9色、2002年〜追加されたアルミメッシュ仕上げが5色あるのだそうです。

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beolab2500のスピーカーネット一覧(参照:beosentral.com)

スピーカーネットの素材はシルキーで細やかな織りの布が使われ、ビビッドな色使いと、Centuryとは異なります。beosystem2500系はcenturyの方がファブリックの占める割合は少なく、beolab2500の内側はつや消しブラック仕上げ、レシーバー本体はブラックとシルバー仕上げ、スピーカーネットの占める割合は2/5程度ですから、あえて少し明るめの配色にしたのかも知れません。beolab2500のスピーカーネットは「はめ込み式」なのでcenturyに比べ交換は楽です。

現在、手元にあるのはファブリック仕上げのblack、Red、Yellow、Blueの4色。使う頻度はblack、Red。Yellowもcenturyで印象が良かったので買ってみたんですが、一度も使ったことはありません。beosystem2500系は落ち着いたカラーの方が似合う気がします。その他はビビッドで微妙なカラーが多く、あまり好みに合わないので、beolab2500用のスピーカーネットは多分集めないと思います。

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beolab2500 Mk.2(引用:beovienna.com)

2002年以降、beosound1にあわせてbeolab2500 Mk.2として追加されたアルミメッシュ仕上げのスピーカーネットは持っていないし、そのまま古いbeolab2500に取付可能かはわかりません。ebayで出品されていた写真で見ると、裏側にプラスチックの突起があったので多分古いbeolab2500には取付られないのではと想像しています。

個人的にはアルミメッシュ仕上げはレシーバー本体の雰囲気とは異なるので、ファブリックの方がbeosystem2500系には断然似合うと思っています。