beolove blog(B&O etc)

90年代のBang&Olufsenのオーディオシステム。出張用にポータブルスピーカーを愛用しています。音楽、インテリアなど趣味のものなどいろいろ。

bang&olufsen beosound century-2

■ガラスドアが開かないトラブル

ゴムの劣化が原因です。経験上バラさない限りゴムは交換できないと思います。でも交換すれば治ります。しかしこれが曲者で。。。

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バラし自体はネジ外すだけなので簡単なんです。でもどうやって組み直さないといけないかが問題なんです。それにはこの機構の仕組みを理解しなければなりません。

仕組みを書くと、1つのモーターと2つの歯車の上下の動きでCDのクランパーとガラスドアを動かすカラクリ。

縦の黒く細長い部品がCDのクランパーに繋がる部品。白く大きな歯車に見えるスリットの上下で動く。左下にあるアームでガラスドアを動かすのは、白くて大きな歯車の裏側のスリットの動きで動く仕組みになっています。

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組み立てるヒントは白い大きな歯車にある2つの黒いテープが目安になっていて、2つの黒いテープの間に、上部の白い歯車がかぶるような感じで合わせる(下の写真参照)と、アームと長方形の部品が定位置にかみあいます。

その後は一番厄介なのが上部のゴムのかかった歯車のピンは単に鉄の棒が刺ささるだけの「フリー」であること。最初に取り外した蓋をかぶせてくみ上げるのですが、これがなかなか。。。蓋を合わせる部分がわかりにくい、蓋する時にピンは抜けると→歯車ごとバラバラになる→ゴムが外れてしまう。。。で、また一からやり直しになる(涙)

・・・というように、電気的な知識はまったくいらないんですが、組み上げるのに少々コツがいる。結構めんどくさいです。

あと気をつけることはモーターの線が外れやすいことです。

最初軽い気持ちでバラしてしまい、真っ暗な気分になりました。部品とにらめっこしながら、カラクリを紐解き、2箇所の黒いテープがある理由がわかるまでそこそこ時間はかかった。その後蓋をするのに四苦八苦。蓋が出来て組み上がったけど、ゴムが外れて・・・と何度もトライ。初めて組み上がった時は嬉しかった!しかし数年経過すればコツは多少忘れてしまう(涙)きっとまた交換することになると思うので、自分のためにもこうやって書いて残すことにしました。

説明がなかなか難しいんですが、文章にすればこういうことなんです。多分自分でした修理した方は気持ちがよーくわかる話なんですが。無理と思えば素直に修理屋に依頼した方がいいです。

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centuryは堅牢です。部品自体はebayなどで結構手に入ります。つい先日、センター部分の操作パネル単体を自分で交換しました。
 
■ガラスドアの種類
2種類あります。右が初期型。左が以降のもの。金具の形状が違います。
ちなみにこのガラス、国産メーカーにはない色なんです。一度割って探したことあるので間違いないです。割った方はeBayかヤフオクで調達した方がいいです。他の色で取り付けてみたけどチープな感じになってしまいます。

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■リモコン

beolink1000、beo4で操作できます。ただし外部入力のAUXはリモコンで切替は出来ません。(リモコン操作できるのは、CD、A-TAPE、Radio、Volume、Soundなど)

当時のマニュアル類にそのことは明記されていました。なぜかそういう仕様なんです。

従ってiPhone→AirMacExpress経由でapplemusicをメインで使用する方にはリモコンはあまり重要ではないかも知れません。

 

■入手しにくいもの

・初期型のCDドライブPHILIPS CDM4(スイングアーム)のピックアップ部品

 (後期型のCDM12のピックアップはサードパーティ品で何とかなります!)

・ガラスドア

カセットデッキ部分の部品類(ギア等は入手困難)

・ハンドル兼FMアンテナ

    オプション品でした。個人的にはこれを取り付けた姿が完成形だと思っています。中古で売られてる個体ではアンテナが折れ曲がったものが多いです。単体での出品は少ないです。

・純正スタンド(シルバー、ブラックの2種あり)

・金具(これはイギリスのSTBbracketsでサードパーティ品が売ってます。純正品とは若干形状が異なりますが、実用には問題ありません)